社会 作品 人間椅子の軌跡とその音楽(後編) 2020年12月31日 X JAPANとの対比 バンド活動において、ビジュアルというのは一つの大きな要素だ。別に顔やルックスで聴いているわけではないので、音楽さえよければ、それでいいという意見も分かる。しかし往々にして、ビジュアルがバンドのイメージに直結するのは間違いない。音楽が表現のメインであったとしても、アーティストという括りでみれば、ビ...
音楽 作品 人間椅子の軌跡とその音楽(前編) 2020年12月27日 イカ天と人間椅子 30年を超えるキャリア 1989年から1990年にかけて『三宅裕司のいかすバンド天国(以下イカ天)』という深夜番組があった。当時は、特に若者の間でバンドブームが席巻しており、このようなオーディション番組が注目を集めていたのである。 期間中、800組を超えるバンドが番組に出場したが、今もってプロとして活...
音楽 作品 ハンス・ジマー・ライブ・イン・プラハを語る 2020年5月31日 ハンス・ジマーと映画作品 最近、繰り返し見ているDVDの一つに「ハンス・ジマー・ライブ・イン・プラハ」がある。2016年にチェコのプラハで開催されたコンサートの内容を収めたものである。 ハンス・ジマーといえば、映画音楽作曲界の大御所である。何しろ今まで手掛けてきた作品群を見てみると、超有名な映画や演劇が目白押しなのであ...
言葉 作品 空耳アワー新旧傑作選 2020年4月5日 空耳アワーのお時間です タモリ倶楽部の名物コーナーの「空耳アワー」を知ったのは、僕が大学生の頃だった。 外国語の楽曲で、あたかも日本語のように聞こえる歌詞を、制作サイドでつけたイメージ映像と交えて紹介するというこのコーナー、開始されたのは1992年とのことだ。始まってからもう30年近く経っているのに、いまだに継続されて...
文化 作品 BABYMETAL アイドルとメタル論(3) 2019年11月9日 BABYMETALの戦略 BABYMETALは、もともとはさくら学園というアイドルグループのサイドプロジェクトとして発足した。当初は、アイドルソングを手がける作曲家がメタル風の楽曲を提供し、通常のアイドルと同じくカラオケによるパフォーマンスが披露されていた。その当時は歴然としたアイドルであり、メタルファンとの接点は基本...
文化 作品 BABYMETAL アイドルとメタル論(2) 2019年11月4日 ヘヴィメタルの成り立ち アウトサイダーとしての音楽 ヘヴィメタルは、1960年代終わりから70年代初頭にかけてのイギリスにその起源を持つと言われている。その定義は明確ではないが、歪んだギターや叫ぶようなボーカル等、大音量で表現される一種のロックのスタイルである。 レッド・ツェッペリンやディープパープル等のバンドが、それ...
文化 pickup作品 BABYMETAL アイドルとメタル論(1) 2019年10月31日 BABYMETALの魅力 ビルボードチャートにおける快進撃 10月11日に世界同時発売した、BABYMETALの3rdアルバム「METAL GARAXY」が米ビルボードでアルバム総合チャートで13位にランクインした。日本人アーティストとしては、1969年に坂本九が記録した14位を56年ぶりに塗り替えたとのことだ。 ビル...
音楽 論考 ベースの魅力を語る 2019年8月11日 バンドにおけるベースの魅力 最近、自分が趣味でやっているバンドで、人前で演奏する機会があった。人前で演奏するのは、いつもと違う緊張感があり、上手く出来たかどうかは別として、とても楽しい経験だった。 そう考えると何か楽器を演奏出来ると、今後の人生において少なからず潤いや楽しみが増える。中高年になると今さら楽器なんてと思う...
音楽 作品 マキシマムザホルモン え・い・り・あ・ん 2019年3月31日 音楽を聴くという行為は、つい10年位前まではCDを買って聴くというのが主流だった気がする。それもラジオ、テレビ、雑誌等のマスメディアを通して情報を得ることが、ほとんどだった。しかし、最近はネット配信サービス等が充実しており、ネットで初めて知る楽曲も多い。特にYouTubeの影響力は絶大である。 マキシマムザホルモンのこ...
音楽 作品 チキンフット highwaystar 2019年3月10日 チキンフットとは、元ヴァンヘイレンのサミー・ヘイガー、マイケル・アンソニー、ソロギタリストのジョー・サトリアーニ、レッドホッドチリペッパーズのチャド・スミスで結成されたスーパーバンドである。最近目立った活動はしていないが、まだ解散はしていない。 そんなチキンフットがディープパープルの名曲ハイウェイスターを演奏しているラ...