社会 性差から社会を読み解く(3) 2019年2月15日 性差による視点 性差から社会を読み解く(1)では、性の成り立ちを説明し、生物にとって最も根源的な性質であることを確認した。さらに性差から社会と読み解く(2)では、生物における雄雌のそれぞれの置かれている位置付けを述べた。人間の男女も、その生物的位置づけから深い影響を受けていることは押さえておきたい。 このテーマについて...
映画 作品 ノーカントリーにみる演出方法 2019年2月13日 映画ノーカントリーの中のコイントスのシーンを通して、人のコミュニケーションを探る。感情表現を抑えたほうが、リアリティがかえって増す。日本語と英語の動画張り付けてます...
社会 性差から社会を読み解く(2) 2019年2月9日 生物的に弱い男性 急場しのぎで作られた雄 前回、生物の基本形は雌であるということを述べた。人間における男性、女性も同じことが言える。遺伝情報を司る染色体のうち、性染色体が、XXだと女性で、XYだと男性になる。X染色体はY染色体と比べて非常に大きく、生命活動に必要な遺伝子を多く含むが、Y染色体に個体の生命活動に必須な遺伝...
社会 pickup 性差から社会を読み解く(1) 2019年2月9日 3つの脳 爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳 人間は、3つの脳を同時に併せ持っているとする「三位一体脳(triune brain)」という仮説がある。すなわち爬虫類脳、哺乳類脳、人間脳という3つの脳が、下の図のように3層構造を成している、という説である。 簡単にいうと爬虫類脳というのは、反射脳のことであり大脳基底核や脳幹等から...
読書 作品 蒼天航路を語る(後編) 2019年2月6日 妖しげな孔明 諸葛亮孔明。言わずと知れた三国志のスーパースターである。世間のイメージでは、主君の劉備に仕える忠義の天才軍師といったところだろうか。数で劣る劉備の勢力を、その縦横無尽な軍略で、蜀という三国時代の一角を担う国にまで押し上げた一番の立役者である。 しかしである。何を隠そう(隠してないが)蒼天航路では孔明を妖し...
読書 作品 蒼天航路を語る(前編) 2019年2月1日 規格外の三国志 魏を中心とした逆転のストーリー 蒼天航路という漫画をご存知だろうか? 1994年から2005年にかけて「週刊モーニング」に連載された、三国志を題材にした長編漫画である。世の中で広く親しまれている三国志は、一般的には「三国志演義」を基に、蜀(の人間模様)を基軸にストーリが作成されている。 その際、大抵劉備...
音楽 作品 メタリカ orion 2019年1月24日 メタリカの超名盤「master of puppets」が世にでて、もう30年以上経つ。このアルバムにはbattery やmaster of puppets等そうそうたる代表曲が含まれているが、その影に隠れて目立たない存在のorionというインストナンバーがある。 何よりもこの曲は、ベースがフィーチャーされているのが特徴...
社会 pickuup 社会を事例検討する 2019年1月18日 腑に落ちる感覚 人相手の仕事をしてると、問題点を探る手法として、事例検討を行うことが多い。僕は介護の仕事に携わっているが、何人かの専門職が集まって、その対象者のバックグラウンドについて話し合い、何かいい解決法がないか、あれこれと検討する機会がよくある。 専門職がかかわるといっても劇的な解決法がそうそうあるわけでもなく、...