社会 本当に国にお金はないのか?(2) 2020年6月21日 MMTについて お金の本質に迫るには、MMT(現代貨幣理論)を理解すると分かりやすい。MMTは、近年注目を集めている経済理論で、専門家の中でも、その正当性について賛否両論が渦巻いている。比較的主流派に与する経済学者からは批判が多く、異端扱いとされている。 僕は経済については、素人である。MMTについては、関連図書を何冊...
介護 pickup 本当に国にお金はないのか?(1) 2020年6月15日 介護保険とお金 昨今のコロナ禍によって、国にとって不都合な真実な明るみになりつつある。すなわち財政破綻にまつわる話しである。 以前の記事で、介護保険制度を切り口に、社会保障をめぐる現状と問題点を述べた。 記事の主旨は、社会保障に対する国としての理念が迷走しているため、制度自体が自己肥大化して国民の生活を脅かしつつあり、...
仕事 パソコン環境を拡張する 2020年6月11日 新しいパソコンの使用感 今まで使用していたパソコンが壊れて急きょ新しいノートパソコンを購入した。 届いたパソコンを数週間使ってみた感想を述べてみたい。 まず見ためが思ったより薄く、そして軽い(1.8kg)。実際に持ち運ぶことはほとんどないが、カバンに入れて移動してもあまり苦にならない重さである。 そして静音性。立ち上げ...
音楽 作品 ハンス・ジマー・ライブ・イン・プラハを語る 2020年5月31日 ハンス・ジマーと映画作品 最近、繰り返し見ているDVDの一つに「ハンス・ジマー・ライブ・イン・プラハ」がある。2016年にチェコのプラハで開催されたコンサートの内容を収めたものである。 ハンス・ジマーといえば、映画音楽作曲界の大御所である。何しろ今まで手掛けてきた作品群を見てみると、超有名な映画や演劇が目白押しなのであ...
仕事 パソコンの選び方について 2020年4月26日 アフターコロナに備えて 新型コロナウイルスの猛威は、未だに収束する気配がみえない。 仮に緊急事態宣言が解かれたとしても、外出自粛のムードはしばらく続くだろう。人との接触が感染のリスクを伴うという意識が、ここまで広まった以上、そう簡単に世の中の社会活動が元通りになるとは思えない。 たとえコロナが一度落ち着いたとしても、ま...
言葉 作品 空耳アワー新旧傑作選 2020年4月5日 空耳アワーのお時間です タモリ倶楽部の名物コーナーの「空耳アワー」を知ったのは、僕が大学生の頃だった。 外国語の楽曲で、あたかも日本語のように聞こえる歌詞を、制作サイドでつけたイメージ映像と交えて紹介するというこのコーナー、開始されたのは1992年とのことだ。始まってからもう30年近く経っているのに、いまだに継続されて...
介護 作品 認知症を知る3つの作品 2020年3月31日 認知症の理解を深めるには ここのところ認知症をテーマにした記事を書いてきた。 前出の記事は、認知症ケアに関する視点や心構えについて書いたが、認知症そのものについて、詳しく述べているわけではない。 認知症について知るには、その現場に実際に関わらなくても理解することは可能である。もちろん、直接交流の機会をもてば、肌感覚で理...
介護 誰のための認知症ケアか(後編) 2020年3月26日 認知症ケアの根幹 多面的な視点 認知症ケアで重要なのは、認知症をもつ人の視点を理解するということである。その理解には、人はそれぞれ違うという個別性を意識する必要がある。 さらに、一人ひとりに対して多面的に理解していくという姿勢が求められる。認知症は、脳の機能が不可逆的に失われるという医学的な要因のみならず、性格、生活歴...
介護 誰のための認知症ケアか(前編) 2020年3月15日 認知症に対する理解 今回テーマにあげるのは、認知症ケアについてである。 認知症そのものについてというよりは、認知症のケアはどのようになされるものなのか、何のために、どのように、そして誰のために実践されているのか、という点について述べていきたい。 認知症ケアにおいて、最も重要なことは認知症について理解するということである...
文化 作品 蒼天航路を語る(文学の誕生・後編) 2020年3月5日 宴の舞台・開幕 三人の文才 陳林(陳林)、孔融(こうゆう)、曹植(そうしょく)。 この三人に共通しているのは、文才があるという点である。だが置かれている立場であったり、言葉に対する考え方などは全くと言っていいほど違っていた。 現代の文芸の世界でいうと、陳林は異端の作家、孔融は文壇の重鎮、曹植は無名の学生、といったところ...